【タイトル】

校内研究

【本文】

    1 研究主題 考え 取り組み 振り返る 自ら学ぶ児童の育成 ~ICT機器を活用した授業を通して~   2 主題設定の理由   本校では、単元全体または一単位時間における「考える・取り組む・振り返る」の3つの学習過程を「千川ラーニング」と名付けて、平成28年度より研究に取り組んできた。昨年度は、引き続き千川ラーニングを基盤としながら、導入された一人一台のタブレット型パソコンを生かし、自ら学ぶ児童を育てるための授業づくりをするために、研究主題を「考え 取り組み振り返る 自ら学ぶ児童の育成~ICT機器を活用した授業を通して~」とし、研究を進めた。  ICT機器を活用することで、資料提示や配付、児童同士の交流など、これまでより効率よく活動に移ることができ、児童の活動にゆとりが生まれた。じっくり自分の課題と向き合い、調べたり、話し合ったりすることで、主体的に学ぶ姿を多く見ることができた。さらに、研究授業だけでなく、実践授業や実技研修を通して、教師自身のICT活用に対する意識の高まりが見られた。どんな場面でどのようにICT機器を活用するべきかを考え、機器の特徴を生かしながら、授業改善の道具として日常的に活用することができようになってきた。  しかし、タブレット型パソコンの操作に対して苦手意識をもっている児童もおり、タブレット型パソコンが導入された当初に比べると意欲の低下も見られた。今後は、ICT機器の有効性や便利さを児童が実感できるような授業の工夫が必要である。また、ICT機器の特性を生かし、児童生徒の発達段階や実態、指導する各教科・領域等の内容や目的に応じた効果的な学習指導の検討を今後も継続していく必要がある。 このようなことから、昨年度の研究成果を生かし、本年度も研究主題を「考え 取り組み振り返る 自ら学ぶ児童の育成~ICT機器を活用した授業を通して~」とし、特に「取り組む」の学習過程に重点を置いて研究を進めることとする。     3 研究仮説    ICT機器を効果的に活用した課題解決的な授業づくりをすることで、自己の学びを実感し、自ら学ぶ児童が育つであろう。   4 研究の進め方 (1)意識調査   ICT機器を活用した授業を通して、「千川ラーニング」をより明確にして児童に定着させ、自ら学ぶ児童の育成をめざす。ICT機器に関する児童の意識調査やどの程度の児童が「千川ラーニング」を理解し、身に付けているかを調査することで、主題に迫るための指導の工夫に生かす。そこで、5月中に児童に意識調査を行う。また、2学期の終わりにも同じ意識調査を行い、児童の意識変化を分析する。   (2)授業研究    講師を依頼しての公開の授業研究を中心に研究を進める。公開しない学級も事前授業を行い、改善点を明らかにして授業研究に生かす。   (3)タブレット型パソコンの技能に関する指導計画、学級指導用スライドの作成    発達段階に合わせたタブレット型パソコンの活用・技能について、指導計画表を作成する。また、タブレット型パソコンを使用する際に生じる責任や人権的配慮等について、定期的に指導できるように学級指導用のスライドを作成し、デジタル・シティズンシップ教育を進める。    


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