カテゴリ:校長先生の本箱
6月『やどかりのおひっこし』

   6月のテーマは先月23日に亡くなられたエリック・カールさんを偲んで「エリック・カールの世界」です。お薦めの1冊は、『やどかりのおひっこし』(エリック・カール:文・絵、もり ひさし:訳、偕成社、1990年)です。エリック・カールさんと言えば「はらぺこあおむし」ですが、これは皆さんよくご存じだと思い、迷いに迷って『やどかりのおひっこし』を選びました。

  1月に始まったやどかりの引っ越し。初めはこわくてたまらなかった海の底。毎月いろいろな友達に出会い、また1月がめぐってきた時には、もうこわくなくなっていました。いそぎんちゃくやひとでやさんごと出会って成長していく様子に『スイミー』(レオ・レオニ:文・絵、谷川俊太郎:訳)を思い出す方もいるかもしれません。

  エリック・カールさんは、「色彩の魔術師」であると同時に、全ての生き物(もちろん人間も入ります)に深い愛情をもって作品をつくっていることが、絵本から伝わってきます。『ぼくのねこ みなかった?』も『おほしさま かいて!』も『パパ、おつきさまとって!』も『ね、ぼくのともだちになって!』も紹介したかったぁ。

 

                        

公開日:2021年06月24日 14:00:00