わくわく広場の紹介

 わくわく広場は、植物の宝庫です。最近見かけなくなった日本の固有種、武蔵野に昔からあったもの、実のなるもの等、様々なものを植えています。季節が感じられる広場となるように、改善を続けています。

 

ピラカンサ

ピラカンサはギリシア語の「pyro(火)」と「akantha(刺)」で、火のような色と赤い実と棘のあるこの木に相応しいネーミングです。中国名も「カキョク(火棘)」、同じ意です。枝がしなるほどたくさん実がついて、緑色の葉とのコントラストがとてもきれいです。

藍(アイ)

藍の花が満開です。赤い花が咲くものは、藍色が濃く染まる種類、白い花は、淡い色になります。徳川家康は、淡い藍色の着物が好きで、好んで染めさせ着ていたそうです。間もなくしたら、来年のために実を採ります。

ヤブラン

12月は、花や実のある植物を見つけにくい季節です。探していると、ヤブランを見つけました。花言葉は「謙虚」。その通りに、オニグルミの木の下にひっそりと、しかし、つやのある黒い実をつけていました。

ブルーベリー

待ちかねたように、花々が一斉に咲き始めました。今年の春の華やかさは、特別です。その中で,一際可憐なピンク色を見せてくれているのがブルーベリーです。わくわく広場の入口そばに咲いています。秋には、皆さんご存じの青い実をつけます。

オオイヌノフグリ

草野心平さんの詩「春のうた」に出てくるイヌノフグリの仲間です。5ミリメートルほどの小さな紫色の花を咲かせています。温州みかんの木を下から支えるように、一面に咲いています。

ミソハギ

いつもの年より少し早く、咲き始めました。湿った場所を好む植物で、池の周りに見られます。青紫の花がスっと伸びた茎に美しく咲きます。

カラタチ

花が先に咲きその後に葉が出ます。鋭い棘(とげ)があるので、昔は生け垣などによく使われていました。葉や枝が伸びてきました。若い棘はとても柔らかく、触ると、ぐにゃりと曲がります。

シモツケ

大きく育ったシモツケがビオトープ脇に花をつけています。桃色の柔らかな集合花です。シモツケという名前なので昔の栃木県、下野の国を想像しましたが、やはり、最初に発見されたのが“下野”で、名前の由来となったようです。

パンジー

寒さに強いこの花は、可憐さと強さを併せて感じさせてくれます。 “わくわく広場”の花壇に咲いています。

ヤツデ

寒中に咲く花は少ないですが、その中でも、若々しい緑の葉と白い花を維持しています。この寒さの中に、小さな虫も呼んでいます。

ゴウヤ

夏休みの間に、実を大きくしたものがいくつかあります。ツルレイシ(ゴウヤ)もその一つです。一番大きなものは、測ってみると長さが40cmもありました。そばには、熟して、真っ赤な種を落としているものもあります。

みかん

温州みかんが食べ頃になりました。年の平均気温が15度の場所が栽培に最適です。わくわく広場は、その条件にぴたりと合っていて、今年は豊作です。先日、給食の時、児童全員で食べました。甘いのあり、少し酸っぱいのありで、季節を味わいました。

クレソン

いつから生えるようになったかはわかりませんが、クレソンの若芽が刈り取った後の田んぼに芽を出していました。セリの仲間ですので春の七草をいただいているような温かい味がしました。

アシタバ

立春を過ぎましたが、1年で最も寒さの厳しい季節です。その中、アシタバの新芽を見つけました。口に入れると、ほのかな苦みとともに新鮮な春の香りがしました。

ススキ

尾花ともいい、秋の七草の一つです。イネ科の植物で、茅(かや)とも呼ばれています。 わくわく農園のビオトープ脇に、大きく空に手を広げています。

カントウヨメナ

関西のヨメナは食用になりますが,こちらは食用にしないそうです。伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の野菊とはカントウヨメナとのこと。清純で素朴で気品のある民子のような可憐な花です。

青首大根

春の七草の一つ「すずしろ」。古来薬草であり、消化酵素をもち、血栓防止作用や解毒作用があるそうです。武蔵野では昔は練馬大根が有名でしたが、今は、辛みが少なく収穫が楽である青首大根に代わりました。同じ理由で、本校も3年生が育てています。

クリ

縄文時代には、主食であったクリは、青森県の三内丸山遺跡からも出土しています。当時、自然のものだけではなく、栽培もしていたようです。今、クリーム色の花をつけています。

マンサク

春を見つけようと、ビオトープの周辺を歩いていて見つけました。早春に黄色い花を咲かせることから、東北地方の言葉、「まず咲く」「まんずさく」から訛ったものともいわれています。ほっとできる素朴な花です。

ヒマワリ

わくわく広場の入口に、ヒマワリを約100本植えました。そのうちの一番背の高いものが咲きはじめました。ヒマワリは、若い時期には太陽を追って、花が動くと言われています。100本がそろって動くのを見るのが楽しみです。

セイヨウミズザクラ

食用の『さくらんぼ』が実る木です。ソメイヨシノのように花がメインの木とは別に、食用の「さくらんぼ」の実る木です。果樹の分野では「さくらんぼ」とは商品化されたものの通称(木も実も)なのだそうです。今年こそたくさんの実をつけさせようと、世話をしています。

ニラ

どこから飛んできたのか、ニラの花が咲いていました。可憐な白い花ですが、匂いはニラそのもの、食欲をそそります。10月頃まで、花を楽しめそうです。

ウモウケイトウ

ケイトウは、漢字では、「鶏頭」と書きます。これは、花の形をニワトリのトサカに見立てたからのようです。わくわく広場の入口を飾っているのは、ウモウケイトウという種類です。

ホトケノザ

枯れた葉の中から、元気な葉を広げています。春の七草としても有名な花です。オオイヌノフグリと並んでわくわく広場に春の訪れを告げる早春の花です。よく見ると、とても愛らしい姿をします。名前の由来は、その形が仏の台座に似ているというのでこの名が付けられたそうです。

シロタエギク

今、深く厚い切れ込みのある葉を銀白色に輝かせています。ダスティーミラー(Dusty miller)という名のほうが有名かもしれません。地味な花のようですが、春になると、黄色い筒状の花を美しく咲かせます。原産地は南欧、地中海沿岸。現在、イギリス南部を含むヨーロッパの広い範囲でもたくさん見られます。

クロッカス

数年前に植えたクロッカスが、「忘れないで」と花を咲かせました。そばに咲いたオオイヌノフグリの透き通った水色の中で、一際鮮やかなオレンジ色を誇っています。わくわく広場は、今、春の雰囲気がいっぱいです。

シャクナゲ

「夏の思い出」という歌で有名になった、シャクナゲです。花言葉は“荘厳、危険、警戒、威厳”。花のイメージがそのまま花言葉になった印象です。シャクナゲが、元々高山植物で、観たり、手に入れたりするのがとても困難な場所に生えていた、という由来から来ているのでしょうか。高嶺の花の気品のある美しさです。

サクランボ

木を桜桃、果実をサクランボと呼び分ける場合もあるようです。わくわく広場のサクランボは、高砂(たかさご)という品種です。「サクランボ」は夏の季語、わくわく広場の植物も、緑が濃くなってきました。

ヤグルマギク

ヨーロッパ原産の花。ドイツ連邦とエストニア共和国等の国花です。その青色の美しさから、最高級のサファイアを「ヤグルマギクの花の青」と呼ぶこともあります。

アルストロメリア

植物の分類の仕方によって、ヒガンバナの仲間、ユリの仲間といろいろに分けられます。南米アンデス山脈の寒冷地原産で花もちがよく、4月~7月にかけて美しい花を咲かせ続けます。

ムラサキ

武蔵野の市の花、そして千川小学校の校章にも使われているムラサキ(和種)の花が咲きました。 直径は8ミリ程の透き通るような白い花です。この花の根、紫根で紫色を染めます。

コスモス

白いコスモスが咲きました。熱帯アメリカ原産のこの花は、メキシコからスペインに渡り、日本に来ました。わくわく広場の入口には、風が運んでくれたようです。

フウセンカズラ

漢字では、風船蔓。花とともに、風船のような形をした果実を楽しむ方も多いようです。種は球形で全体が黒、中心の白い部分がハートの形に見えるので、種採りもとても楽しい時間となります。

マーガレット

暖冬のせいか、陽だまりの落ち葉の中に、マーガレットの花をみつけました。花の名は、「真珠」というラテン語に由来します。白く清楚で、少し早く春の来たことを主張していました。

ハコベ

ハコベをみつけました。ハコベラとも言い、春の七草の一つです。平安時代に作られた「本草和名」によれば波久倍良(はくべら)が変化していったとも考えられています。 英名ではchickweedで「ニワトリの雑草」。ちょっと乱暴なネーミングですね。もうしばらくすると5弁の白い清楚な花を咲かせます。

タネツケバナ

タネツケ(種漬け)というのは、苗代にする種もみを水につける作業のことです。 稲の“種漬け”する頃に花が咲くというのが名の由来です。花言葉は“不屈”、春を迎えるにふさわしい花です。

 

 

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更新日:2017年08月15日 11:28:13