校長先生の本箱

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11月『落語絵本 めぐろのさんま』

今月のテーマは「古典に親しもう」です。古典といっても中学校や高校で習う古文ではなく、昔林や神話・伝承、短歌や俳句、能や狂言、落語など我が国の伝統的な言語文化に関するものが対象です。

そこで、今月は『落語絵本 めぐろのさんま』(川端 誠:文・絵 クレヨンハウス 2001年)です。

ここで、あらすじを書くのは、野暮というものでしょう。「さんまは庶民の食べ物で、おさむらいは「下魚(げうお)」と呼んで食べなかったそうで・・・。」という「まくら」から、殿様の精一杯の知ったかぶりが空振りに終わる「さげ」まで、一気に楽しんでください。

江戸時代、目黒は農村地帯でタケノコの産地として有名だったそうです。そんな目黒にも目黒川を通して物が行き交っていたので、サンマも入ってきていたといいます。また、徳川三代将軍家光が鷹狩りに目黒を訪れた際によく立ち寄っていた茶屋があり、団子や田楽を注文した記録が残っているとのことですが、はたして将軍がサンマを食べたかどうかは不明です。とはいえ落語「めぐろのさんま」はこうした史実を元に作られたというのが定説になっています。

                      ※参考資料「ふれあいの窓 No.306」都営交通発行 2020年11 月

                

  

公開日:2020年11月11日 10:00:00

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10月『トマスと図書館のおねえさん』

秋が深まってきました。「読書の秋」10月のテーマは「図書館に行こう」です。

今月、紹介する本は、『トマスと図書館のおねえさん』(パット・モーラ:作、ラウル・コローン:絵、藤原宏之:訳 さ・え・ら書房 2010年)です。この物語は、後にカリフォルニア大学学長になったトマス・リベラの幼い日の思い出をもとに生まれました。

トマスの両親は、メキシコからの移民です。野菜や果物の収穫時期に合わせて、アメリカ合衆国の中を移動しながら農家の仕事を手伝っています。トマスは、満足に学校に通うことができません。ある夏の日、見知らぬ土地にやってきたトマスは、親切な図書館員と出会い、図書館に通うように。

本を読む喜びを知っていくトマスの様子に、心が温かくなります。

公開日:2020年10月15日 14:00:00
更新日:2020年10月15日 15:07:08

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9月『もりのかくれんぼう』

 9月のテーマは「秋を見つけて」です。まだまだ、暑い日が続いていますが、日暮れが早くなり夜には虫たちが鳴き始めるなど、少しずつ秋の気配が感じられるようにもなってきました。

 今月、紹介する本は、『もりのかくれんぼう』(末吉暁子作・林 明子絵 偕成社 1978年)です。ケイコは、お兄ちゃんと公園で遊んだ帰り道、近道をしようと生垣の下を通り抜けると、見たこともない大きな森の入り口に立っていました。巧みな隠し絵を駆使して楽しいかくれんぼを描いたファンタジーの傑作物語絵本です。

 40年以上前に発行されたお話ですが、毎年のように版を重ね今に至っています。「子どもの頃に読んだ。」という方もいらっしゃるでしょう。

 

公開日:2020年09月10日 14:00:00

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7・8月『キラキラッと ほしがかがやきました』

7・8月のテーマは「星の輝き」です。今回、紹介する本は、『キラキラッと ほしがかがやきました』(宮西達也作・絵 ポプラ社 2018年)です。

これは、大人気ティラノサウルスシリーズの第15巻です。『ともだちだと おもっていた きょうりゅうに うらぎられた ティラノサウルスは、もう だれも しんじないと おもっていましたが、 さびしがりやの きょうりゅうに であって・・・・・・。』

これまでのシリーズ同様、本作でもティラノサウルスとデイノケイルスの「ディケル」の心の交流が描かれています。1年生から6年生まで、いえ大人まで楽しめる作品です。

 

公開日:2020年07月30日 17:00:00

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7月『アマミホシゾラフグ 海のミステリーサークルのなぞ』

雨模様の空を眺めながら、青い海に思いを馳せ梅雨明けを待つ今日、この頃です。そこで、7月のテーマは「海」です。今月は、『アマミホシゾラフグ 海のミステリーサークルのなぞ』(江口絵理・文、大方洋二・写真、ほるぷ出版2016年)を紹介します。

奄美大島の海の底に見つかった大きなサークル。誰が作ったのでしょう?何のために作ったのでしょう?

実は、ミステリーサークルの主は、アマミホシゾラフグ。体長わずか10センチメートルの小さな魚が、直径2メートルほどのサークルを作る様子は感動的。ユーモアあふれる説明と美しい写真に思わず引き込まれる1冊です。

 

 

公開日:2019年07月04日 11:00:00
更新日:2020年06月04日 11:29:40

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6月『あまつぶ ぽとり すぷらっしゅ』

梅雨入りを迎えました。6月は雨の月。そんな6月のテーマは「雨の日もまた楽し」です。今月は、『あまつぶ ぽとり すぷらっしゅ』(アルビン・トゥレッセルト 作、レナード・ワイスガード 絵、わたなべ しげお 訳、童話館出版、1996年)を紹介します。

山の斜面に降る雨が、海に至る道すじを写実的に描いているのですが、渡辺茂雄さんの名訳で、リズミカルな歌のようです。また、描かれている一つ一つに物語があり、想像がふくらみます。ぜひ、読んでみてください。

 

                           

公開日:2018年06月25日 11:00:00
更新日:2020年06月04日 11:29:35

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5月『えんそく ごいっしょに』

5月のテーマは「初夏の・・・」天気の良い日は、外へ出かけたくなりますね。

そこで、今月の1冊は、『えんそく ごいっしょに』(小竹守 道子 作、ひだ きょうこ 絵、アリス館、2012年)です。

泥棒たちが遠足に出かけると、なんと刑事たちと道連れになってしまいます。さあ、泥棒たちは、どうするのでしょう。ユーモアたっぷりの、そして遠足に行きたくなる1冊です。

 

                    

公開日:2018年05月25日 11:00:00
更新日:2020年06月04日 11:29:30

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4月『ともだちや』

しばらくお休みしていましたが、今年度も毎月お薦めの本をご紹介してまいります。

新学期、子どもたちは新しい先生や友達との出会いにドキドキしています。特に本校では、毎年学級編成替え(クラス替え)を行っているので、そのドキドキも大きいようです。一方、高学年になると1組2組関係なく、学年で仲良く遊ぶ姿が見られます。

そんな4月のテーマは「ともだち」今月の1冊は、『ともだちや』(内田麟太郎 作、降矢なな 絵、偕成社、1998年)です。

キツネは、1時間百円で友達になってあげる、という「ともだちや」を始めました。ちょうちんもって、のぼりをたてて・・・でも、友達って売ったり、買ったりできるのでしょうか?キツネの商売は、成功するのでしょうか?

子どもの頃に読んだ方もたくさんいらっしゃることでしょう。20年経った今でも色あせない素敵なお話です。

 

                                  

公開日:2018年04月25日 17:00:00
更新日:2020年06月04日 11:29:24

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7月『カクレクマノミは 大きいほうがお母さん』

暑い日が続き、もうすぐ夏休みです。今月のテーマは「海」。今月の一冊は「カクレクマノミは 大きいほうがお母さん」(鈴木克美 作、石井聖岳 絵、あかね書房)です。
表紙をめくったそでには「いちばん大きい1ぴきがお母さん。つぎに大きいのがお父さん。カクレクマノミはかわいいだけじゃない。とっても ふしぎな魚」と書かれています。楽しくカクレクマノミのひみつが分かる科学読み物です。
校内の展示では、科学読み物だけでなく物語も紹介していますので、ご来校の際は、ぜひ図書館前の展示をご覧ください。手に取って中をみていただいて構いません。

公開日:2017年07月31日 11:00:00
更新日:2020年06月04日 11:29:12

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6月『雨がしくしく、ふった日は』

6月に入り、そろそろ梅雨の季節。そこで、今月のテーマは「雨の日もまた楽し」です。
今月の一冊は「雨がしくしく、ふった日は」(森 絵都作、たかおゆうこ絵、講談社)です。
「カラフル」や「DIVE!」の作者で、直木賞作家でもある森 絵都さんが、低学年から読める6月のお話を書き下ろしました。雨の音が「しくしく」と誰かが泣いているように聞こえてしまうクマのマーくん。どうしても気になって、お気に入りの傘を差して鳴き声の主を探しに行きます。さて、マーくんは鳴き声の主に会えるでしょうか…。

公開日:2017年06月30日 11:00:00
更新日:2020年06月04日 11:29:07