校長先生の本箱

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9月『世界に生きる子どもたち すごいね!みんなの通学路』

 この夏、子どもたちは、オリンピック・パラリンピックを通して、数多くの競技だけでなく、この地球にはたくさんの国があり、いろいろな立場の人たちが暮らしていることを知ったと思います。誰とでも仲良くなれたらいいですね。

 そこで、9月のテーマは「みんな なかよし」としました。お薦めの1冊は、『世界に生きる子どもたち すごいね!みんなの通学路』(ローズマリー・マカーニー(国際NGOプラン):文、西田佳子:訳、西村書店、2017年)です。

                                             

    世界中の子どもたちが通学する姿をとらえた写真絵本です。川を渡ったり、空中のロープをたぐったり、高い崖を登ったり、自分の机や飲み水を入れた、たらいを持って行ったり、、、。

 でも、子どもたちはみんな生き生きとした表情です。

 

公開日:2021年09月17日 16:00:00

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7・8月『海のいのち』

 夏休みに入りましたが、緊急事態宣言中の夏休みということで、ご家庭でも様々な感染リスクを減らす生活を心掛けていらっしゃることでしょう。外出がままならない今こそ、読書で豊かな体験をし、心に栄養を蓄えてほしいと思います。

 7・8月のテーマは「海」。お薦めの1冊は、『海のいのち』(立松和平:文、伊勢英子:絵、ポプラ社、1992年)です。

 「いのちシリーズ」の第二作目のこの物語は、6年生の国語の教科書教材にも選ばれており、読み応えたっぷりです。主人公・太一の成長、海=自然との共生などを軸に物語は展開していきます。「太一は、なぜクエに(もり)を打たなかったのか。」「なぜ、そのことを生涯だれにも話さなかったのか。」6年生の教室で必ず話し合われるこの課題に、皆さんはどんな答えを出しますか。

                                               

 

 

公開日:2021年07月28日 08:00:00
更新日:2021年07月28日 16:02:22

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6月『やどかりのおひっこし』

   6月のテーマは先月23日に亡くなられたエリック・カールさんを偲んで「エリック・カールの世界」です。お薦めの1冊は、『やどかりのおひっこし』(エリック・カール:文・絵、もり ひさし:訳、偕成社、1990年)です。エリック・カールさんと言えば「はらぺこあおむし」ですが、これは皆さんよくご存じだと思い、迷いに迷って『やどかりのおひっこし』を選びました。

  1月に始まったやどかりの引っ越し。初めはこわくてたまらなかった海の底。毎月いろいろな友達に出会い、また1月がめぐってきた時には、もうこわくなくなっていました。いそぎんちゃくやひとでやさんごと出会って成長していく様子に『スイミー』(レオ・レオニ:文・絵、谷川俊太郎:訳)を思い出す方もいるかもしれません。

  エリック・カールさんは、「色彩の魔術師」であると同時に、全ての生き物(もちろん人間も入ります)に深い愛情をもって作品をつくっていることが、絵本から伝わってきます。『ぼくのねこ みなかった?』も『おほしさま かいて!』も『パパ、おつきさまとって!』も『ね、ぼくのともだちになって!』も紹介したかったぁ。

 

                        

公開日:2021年06月24日 14:00:00

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5月『たんぽぽ』

 「今月の本」のご紹介が遅くなりました。申し訳ありません。

 5月のテーマは「風にのって」、今月の1冊は、『たんぽぽ』(平山和子:文・絵、北村四郎:監修、福音館書店かがくのとも傑作集1972年)です。

 「風にのって」と聞くとたんぽぽの綿毛が飛んでいく様子を思い浮かべる方も多いのではないかと思います。最近の科学読み物は写真が使われていることが多いのですが、この本は全てさし絵で説明されています。写真には実物に近いものを見ることができるなどのよさがありますが、絵のほうが細かい部分や様子がはっきりと描かれていて分か場合もあります。写真の方が子どもたちには人気があるようでが、ぜひ絵の方も読んでほしいと思いますし、高学年になったら目的に応じて、使い分けてほしいなと思います

 図書館前の「今月のテーマ」のコーナーでは、「メアリーポピンズ」や「風力列車に乗って」など物語も紹介しました。

                         

 

公開日:2021年05月28日 10:00:00

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令和3年度4月『おともだちに なってくれる?』

   令和3年度が無事にスタートしました。今年度も毎月お薦めの本をご紹介してまいります。

 新学期、子どもたちは新しい先生や友達との出会いにドキドキしています。特に本校では、毎年学級編成替え(クラス替え)を行っているので、そのドキドキも大きいようです。一方、高学年になると1組2組関係なく、学年で仲良く遊ぶ姿が見られます。

 そんな4月のテーマは「ともだち」   今月の1冊は、『おともだちに なってくれる?』(サム・マクブラットニィ:作、アニタ・ジェラーム:絵、小川仁央:訳、理論社2020年)です。

                 

   世界中で愛されている『どんなにきみがすきだか あててごらん』から25年、かわいい続編ができました。一人でたんけんに出かけたチビウサギの前に、まっしろなウサギが現れます。二人は友達になれるでしょうか。

※『どんなにきみがすきだか あててごらん』は、世界37か国語に翻訳され、累計発行部数1500万部を超えるベストセラーです。

 

公開日:2021年04月16日 15:00:00

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3月『しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩』『みえる詩 あそぶ詩 きこえる詩』

 令和2年度、最後の月になりました。今月のテーマは、「『ことば」って楽しいな」です。

 子どもたちには、言葉の楽しさ面白さにふれ、言葉に興味をもち、言葉を大切にする人になってほしいと願っています。

 今月ご紹介するのは、「しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩」「みえる詩 あそぶ詩 きこえる詩」(はせ みつこ:編、飯野 和好:絵 冨山房 1995年、1997年)

 編者のはせみつこさんは、「とにかくこの本は手にとったあなたの目、耳、口が、それぞれ、自由に楽しむ『しゃべる詩 遊ぶ詩 きこえる詩』+『みる詩』集なのです。」と書いています。飯野和好さんの楽しい挿絵も一つ一つの詩にぴったり。日本語の音の楽しさ、ことばの楽しさを存分に味わえる2冊です。

                    

公開日:2021年03月17日 09:00:00
更新日:2021年03月17日 10:37:34

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2月『なまえのないねこ』

今月のテーマは、「ネコ、大好き」

2月22日はネコの日ですし、12支に入れなかったちょっとかわいそうなネコのためにこのテーマにしました。そして、世の中は、空前のネコブームとか。

ご紹介するのは、「なまえのないねこ」(竹下 文子:作、町田 尚子:絵 小峰書店 2019年)「ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。」から始まるこの物語、「ひとりぼっちの猫が最後にみつけた『ほんとうに欲しかったもの』とは」(本の帯より)文と絵が一体となった素晴らしい絵本で、特にラスト2ページが感動的です。

この素敵なお話は、多くの人の心をつかみ2019年のMOE絵本屋さん大賞、未来屋えほん大賞、リブロ絵本大賞を受賞しています。

                                 

公開日:2021年02月16日 14:00:00

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1月『はなのすきなうし』

今月のテーマは、今年の干支である「うし・牛・丑」です。

再び緊急事態宣言が出され、大人も子どもたちも制約の多い生活を余儀なくされています。こんな時こそ読書をして、本からたくさんの心の栄養を得てほしいと思います。

今月は、「はなのすきなうし」(マンロー・リーフ:作、ロバート・ローソン:絵、光吉 夏弥:訳 岩波書店 1954年)を紹介します。

皆さんは、牛にどんなイメージをお持ちですか?このお話の主人公である牛のフェルジナンドは、コルクの木の下に座って静かに花のにおいをかいでいるのが好きでした。ある日、ちょっとしたハプニングから闘牛に出るためにマドリードに連れていかれてしまいます。フェルジナンドはどうなってしまうのでしょう・・・。

私が子どもの頃からあった本ですが、発行年を見て改めて驚いています。心優しいフェルジナンドのお話は、これからも愛され続けることでしょう。

ところで、先月ご紹介した「ぼくらシリーズ」(宗田 理:作 角川書店 1985年~)ですが、校内「読書ウィークス」の取組として行った「SENKAWA子どもの本総選挙」でも、堂々第1位に輝きました。

公開日:2021年01月20日 14:00:00

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12月「ぼくら」シリーズ

今月のテーマは「なかま」

 コロナ禍の中で、人と人との関わりの大切さが再認識されています。物語の中では、さまざまな人々の関わりを体験することができます。また、人と人だけでなく、地球の仲間として、「カエルのなかま」や「ネコのなかま」といった科学読み物や図鑑にも目を向けてほしいと思います。「なかまの言葉」を探すのも楽しいかもしれませんね。

今月は、「ぼくらシリーズ」を紹介します。

 「ぼくらの七日間戦争」の初版が発刊された昭和60年当時、「ありえない!」と思いながらも夢中で本を読み、映画を観た方も多いことでしょう。最初はこの1冊だけのつもりだったというこのシリーズは全29冊に及び、20年の時を超えて平成19年に再発行されます。それからさらに10年以上が経った令和の時代にも子どもたちに読み続けられています。アニメ映画になったこともあり、本校でも昨年度の高学年男子に人気でした。主人公の菊地英治、その親友の相原徹を中心とした「なかま」たちの物語を楽しんでください。

                         

公開日:2020年12月24日 11:00:00

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11月『落語絵本 めぐろのさんま』

今月のテーマは「古典に親しもう」です。古典といっても中学校や高校で習う古文ではなく、昔林や神話・伝承、短歌や俳句、能や狂言、落語など我が国の伝統的な言語文化に関するものが対象です。

そこで、今月は『落語絵本 めぐろのさんま』(川端 誠:文・絵 クレヨンハウス 2001年)です。

ここで、あらすじを書くのは、野暮というものでしょう。「さんまは庶民の食べ物で、おさむらいは「下魚(げうお)」と呼んで食べなかったそうで・・・。」という「まくら」から、殿様の精一杯の知ったかぶりが空振りに終わる「さげ」まで、一気に楽しんでください。

江戸時代、目黒は農村地帯でタケノコの産地として有名だったそうです。そんな目黒にも目黒川を通して物が行き交っていたので、サンマも入ってきていたといいます。また、徳川三代将軍家光が鷹狩りに目黒を訪れた際によく立ち寄っていた茶屋があり、団子や田楽を注文した記録が残っているとのことですが、はたして将軍がサンマを食べたかどうかは不明です。とはいえ落語「めぐろのさんま」はこうした史実を元に作られたというのが定説になっています。

                      ※参考資料「ふれあいの窓 No.306」都営交通発行 2020年11 月

                

  

公開日:2020年11月11日 10:00:00