特別支援教室の先生たちの研修会
1月7日(火)に市内の特別支援教室の先生たちによる研修会が行われました。
二中こぶし教室、桜野小こぶし教室、井之頭小かわせみ教室、第四小はなみずき教室、そして千川小あさがお教室の5つの特別支援教室拠点校の先生たちが集まり、3学期からの指導に向けて学びを深めました。
講師は、三鷹市立第六中学校で特別支援教室を担当している髙松慶多先生です。
テーマは「子どもたちの自己肯定感を高める声掛け・学級づくり」です。
子どもの自己肯定感を高め、一人一人がもつ力や良さを最大限に発揮できるようにするためには、
日頃からどのような言葉を掛けるかが重要だそうです。
そこで髙松先生から、「ペップトーク」の方法を学びました。
ペップ=元気・活力という意味で、相手にポジティブな言葉を伝えることで、やる気を引き出すことができる会話法です。
ペップトークには4つのステップがあり、
(1)受容…事実の受け入れ (例)「本番でうまくできるか不安なんだね。」
(2)承認…とらえ方変換 (例)「不安になっちゃうくらい真剣ってことは、君が頑張り屋の証だね。」
(3)行動…してほしい変換 (例)「舞台に出る前に3回深呼吸して、いつもよりゆっくり話してごらん。」
(4)激励…背中のひと押し (例)「終わって拍手をもらった時は、きっと最高の気分だよ!」
子どもに声を掛けるとき、大人はついつい(1)受容と(2)承認が抜けてしまうことが多いそうですが、子どものあるがままを受け入れ、その上でとらえ方を変えて伝える(1)と(2)が特に大事だそうです。
また、(3)では「緊張しないで!」のような「○○しないで」という伝え方ではなく、
してほしい行動を具体的に伝え、脳に良い行動のイメージをもたせることもポイントです。
3学期も子どもの気持ちに寄り添い、ペップトークを生かして一人一人がもつよさを発揮できるように支援していきたいと思います。
更新日:2025年01月11日 10:59:24